貸し渋り・貸しはがしとは
今の日本はお金を借りやすい状態にあると思いますか。
それとも逆ですか。
キャッシングや、カードローン等で消費者が簡単にお金を借りられる制度はできました。
ですがここ最近「貸し渋り」や「貸しはがし」がというワードもよく耳にします。
これはお金を借りづらくなっているのでしょうか。
「貸し渋り」とは、金融業者が融資の規準を厳しくするなどしてお金を貸さない状態のことです。
「貸しはがし」は少しでも雲行きが怪しくなりますと債権を何とか回収しようとする動きです。
両方とも俗語ですが政治経済の状態によってはこの動きが加速する可能性があります。
何故こうした動きが強くなるかと言えば、不景気→収入の減少、といった動きにより、お金を貸した側からすれば「お金が返って来ない可能性」が高くなってきたためです。
「それはでも銀行と事業者との間の話で、個人消費が目的にキャッシングには影響ないのでは?」
もちろんそういう見方もできるし、そこで納まることもあるでしょう。
でも、世の中のお金はつながっているのです。
たとえば、今はグローバル化で世界が繋がっていますので世界のどこかで紛争や経済危機が起きますと、銀行が警戒して企業にお金を貸さなくなるということもあります。
キャッシングの信販会社や消費者金融は自己資本の比率が低いことが多く、多くは銀行からの融資を受けたお金を回してお金を貸し、利息を取っています。
そのお金の供給源が転んでしまいますと、お金を貸せなくなってしまうのですね。もし、融資を安易に行って戻ってこない時にはその分を補填する資金が必要ですが大手でもない限り相当苦しいのです。
この先、日本の経済がどの方向に向かうかによって利息なども変わってくるでしょう。
お金を借りるときにはニュースをみながら慎重にした方がよいですね。
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